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気まぐれ日記(笑)
普通の日記・音声・バトン、なんでもアリの日記です♪
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現実

おや?
どうかしましたか?
なんだか疲れた顔をされて……



なにがなんだかわからなかった?



まぁ、そうでしょうね……


でも、いいんですそれで……
これは、僕の勝手な独り言な近い語りなんですから……




それにしては、リアルすぎて疲れる?



まぁ、それはそのうちなれますよ………きっと………

それはそうと、あの後どうなったのか知りたいと……?



そうですねぇ………



とりあえず、アニー様は戻りましたよ……
自分の場所に……



あぁ、そうそうメル様のあの後大変だったんですよ!


お仕事から戻られるとベニンは傷だらけだし、舞の間の騒ぎが気になっていたし、
なによりアニー様がいないし………




って、どうしたんですか?


え??
なぜ、皆に様をつけて呼ぶのか?



それは、決まってるじゃないですか………





気分です。






嘘ですよ!
そんなうんざりした顔しないでください……


実際、癖といったら終わりなんですが……


やはり、天界の神子様ですからね……





さて!
そんなことより、お茶のお変わりはいかがですか?


次はどんなお話をしましょうね……







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こちらは、ここまでで休止中です。
また何か思いついたら、続きを書きます・・・(*- -)(*_ _)ペコリ

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「お客さんと言えば、今日はあの人くるかな…?」

待ち遠しそうに、優しい笑顔で問いかける清らかな少女に、
影の少女は少し悲しそうな笑顔で答えました。


「さぁ?あの方も忙しい方でしょうから……」


そう答えた少女に、本を読んでいた無愛想な少女が、軽く音を立てて本を閉じ、
代わりに閉じたままだった口を開きました。


「はっきり言ってやれベニン…」
「………何をおっしゃってるのですかノア様?」
「あいつは……」

ベニンと呼ばれた影の少女に、ノアと呼ばれる無愛想な少女は、
そこで再び口を閉じ、窓をみました。


「………話続ければ?」
「いつの間に………」
「今。それよりさ……気になるから先続けてよ…」


不敵に笑う少女は、どこか悲しそうな目でノアを見ていました。


「アニー!」

そんな不穏な空気を読んでか、気づかないのか、
清らかな少女がアニーと呼ばれる少女に駆け寄っていきました。


「ちょっ?!メルちゃん危なっ?!」
「あ……ごめん………」
「そんなところに座ってるからだろ……」


勢いよく駆け寄ったメルと呼ばれる清らかな少女に、焦ったアニーが抗議をすると、
ノアが注意をしました。

しかし、3人が話してる間、ベニンは少し離れたところで笑顔を保ちつつ、
どこか不自然な笑顔を浮かべていました。


「……で?さっきの話……私がどうかした?」
「……さあ…忘れた……」
「……………ふぅん………」

納得いかなそうに、アニーは視線をノアからベニンに移しました。


「……アンタならいえるでしょ……朱雀の神子様の代わりに……」
「アニー?」

メルが心配そうに見つめる中、アニーはベニンに正面に移動しました。


「……何をですか?」
「……別にいいよ……笑顔作りたくないんでしょ?」
「何をおっしゃってるんですか…」
「……話したくもないくせに……」
「別に、私はあなたと話したくない理由はありません………
話す理由もありませんけどね……」
「あっそ……まぁ、私もそうだけどね………お互い親の敵同士だしね……」
「………」


アニーがそういうと、ベニンは苦しそうな、悲しそうな顔で、アニーから視線を逸らした。

「ねぇアニー………」
「何よ………」


変な空気に包まれた部屋で、メルがアニーに声をかけました。


「………今日は……」


そこまで言ったとき、扉の外から声が聞こえ、ベニンが対応しに一度部屋の外にでました。


「…今日は…何?」
「一緒にいよう?」
「……は?」
「たぶん、今のまたお仕事の話だと思うの……」
「仕事って、メルちゃんの?」
「うん……今日はアニーにも見てもらいたいの……」


まっすぐに見つめるメルの瞳に、アニーは思わず視線を逸らしました。
そのとき、ベニンが再び部屋に戻ってきました。

「今日は野外で…だそうです。メル様……」
「野外なら、ここからもみれるよね?」
「あぁ……行ってこい…」

無愛想ながらも、メルの頭に軽く手を乗せたノアの仕草に、
メルは改めて綺麗な笑顔を浮かべました。

「うん!ありがとノア姉!アニーもちゃんと見てね!」
「…気が向いたらね……」
「さ、私はご一緒しますので、行きましょうメル様…」

ベニンに促され、メルは笑顔で二人に手を振ると部屋を出ていきました。
メルが出ていった後、アニーはどうしていいか分からないように、その場に立っています。


「そんな所に立ってるな・・・目障りだ・・・」
「っ?!だったら・・・」
「・・・帰ったらあいつが泣くぞ・・・」
「・・・卑怯・・・」
「言ってろ・・・」


『だったら帰る』と言いかけたアニーの言葉を読んだかのように、ノアは言葉を発しました。








しばらく沈黙が続き、いい加減しびれを切らしたアニーが立ち上がった時、
外から綺麗な音楽が聞こえ始めました。


「始まったか・・・」




ノアは、そう呟くと一瞬窓の方へ視線を向けました。


「・・・見ないの?」
「観てる。」
「見てないじゃん・・・」
「・・・フッ・・・観てるさ・・・いつだって・・・」


アニーはノアの言葉が分からずに怪訝そうな顔をしつつも、
これ以上は会話も発展しないと踏んだのか、窓の方へ移動しました。

窓の下を見ると、恐らくメルの姿を一目見ようと集まった大群衆が目に入った。


「すごっ・・・」
「・・・天界一の神子の舞・・・それも、清らかさを誇る白虎の神子となりゃ、
誰だって死ぬまでに一度は見たがるだろ・・・」


ノアの言葉が現したとおり、まるで陶酔しているかのように舞台を見つめる大群衆に、
アニーはどこか不気味さを感じていました。


アニーが群衆に目を向けていると、穏やかな曲が突然力強く鳴り始めた。


「・・・始まるか・・・」
「え?」


音楽が変わった瞬間、ノアが窓辺に移動しました。


アニーが誰もいない舞台に目を向けると、ふと視線を感じ、少し横に視線を移した。


「・・・・・・っ?!」

そこには、美しい女性がアニーを見つめて立っていました。


かなり離れているはずなのに、アニーしか目に入らないかのように……


「………っ?!!!」
「…どうした?」
「べ……べつに……」


冷や汗をかきながら、アニーはただ青ざめた顔でその女性から目が離せずに
ただ立ち尽くしています。

「……おい?顔色が……」
「何でもないから!」

ノアが差し出した手を、アニーが逃げるように振り払うと、部屋には乾いた音が響きました。



外の音とは比べものにならないほど小さな音……
しかし、二人の間の静寂を作るには十分な音でした。

「…………あ………」
「………」

アニーが驚いてノアを見た時には、ノアはどこか寂しそうな、
無表情で視線を外に戻しました。


「あ……あの……」


アニーがノアに声をかけようとした瞬間、外で雄大な音楽には似つかわしくない
金属音が微かに聞こえました。


「………あのバカ………」
「…え?」

アニーがノアにつられて外を見ると、ベニンが女を舞台から遠ざけようと
戦いながら移動している中、メルはまるで何事もないよう……
否、何事か起きてるからこそ、人々の目が異変に向かぬよう、
人々の目をより自分に向かせるように、美しく舞い続けていました。

「………私……」
「……行くんじゃねーぞ…」
「……え?」

ノアはただベニンとメルの様子を見ています。

「だって、あれ……」
「…お前が行ったところで何になる…」
「でも?!」
「ベニンは、敵を追い出す。メルは人々に気づかれないよう舞い続ける。
お前が今そこに加わったら、それが崩れるだろ…」
「………あの二人を信じてんだ……」
「………フッ………さぁな………」


否定をしなかったノアに、アニーは孤独感を感じ、目をそらしました。


「……来るぞ……」
「……え?」

アニーが視線をノアに戻すと、窓から傷だらけのベニンが現れた。

「ちょっ?!なに!!」
「お前、メルは……」
「大丈夫です……奴の狙いは……」

そういうと、ベニンはちらっとアニーをみました。


「……だろうな…」
「……知ってたの……?」
「まぁな…だからといって、メルを一人にしていいわけ……」
「だから、大丈夫です…私より心強い方が来てくれましたから……」


ベニンがちらっと視線を向けた先には、メルの舞ってるそばには、
数人の男が付き添っていました。

「それで……奴は?」
「消えました…だから、ここに現れるかと……」
「……来ない……来るわけないじゃん……」
「敵の中枢までは来ない…か……とすると、奴の狙いは……」
「おそらく、警告ですね……」
「……いい加減、立場をはっきりさせろ……か?」
「おそらく……」
「あのストーカー野郎……」

アニーはノアとベニンの会話を聞き、意を決したように二人を見つめました。

「……メルちゃんに悪いけど戻るわ……」
「………そうか…」
「………」


傷だらけのベニンは、何か言いたげでしたが、ただ視線を逸らしました。

「………邪魔したね……」
「お前だけじゃないから安心しろ……」
「……それじゃ………さよなら………」

アニーが扉に向かおうとした瞬間、ベニンがとっさにアニーの腕をつかみました。

「………?なに?」
「あ………いえ………」
「じゃあ離してくんない?」
「すみません……」
「じゃーね神子の護衛さん……」

そういうと、アニーは後ろ手に手を振りながら扉に向かって歩き出しました。

「……また」
「……?」
「また、いづれ……」

ベニンの言葉に、少し驚いて振り向いたアニーでしたが、ニヤリと笑うと、
再度手を振り部屋を出ていきました。

拍手

「……………?」
「どうしたの?」
「イエ…また、お客さんのようです……」


笑顔の少女が、部屋の角を見てつぶやきました………




え?
目があった?



フフッ……
いいですか?
これは、僕がする昔話なんです……
あなたは、きっとリアルに想像できてしまう方なんですね………







気づくの早すぎます………




え?
いえ、別に何も言ってませんよ?




さぁ、話を彼女たちに戻しましょう………

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昔話

さてと……

何から話しましょう……





あぁ、そうだ……

少し昔話でもしましょう……






あなたは、天界と聞くと、どんなイメージを持ってますか?


綺麗なところ?
穏やかなところ?



確かに、そういう面もあります…



でも、天界はそれがすべてとは言えないんです……






僕が今からする話は、そんな天界で生きた四人の神子の話です…



世に流されまいとまっすぐ生き、己を貫いて散った儚い命の話です…







.

天界にも、色々な人がいるんです…


もちろん、表面上は穏やかで、皆仲良しですよ……


表面上は……





まぁ、比較的穏やかな世界に一人の神子がいました。


彼女は、明るく穏やかで清らかな、まるで『聖』と言う言葉を体言してるのではないかと思うくらい、皆に好かれる少女でした。




天界には、実は神子と呼ばれる少女があと三人いました。



四人の神子は……



わかりますよね?


四方の守り神と言ってもいいでしょう……




汚したり傷つけてはいけなかったんです………







.彼女のそばには、必ず少なくとも二人の少女がいました。




一人は、無愛想で口数が少ない少女…
口を開けば、決して言葉使いがいいとは言えませんでした…




そして、もう一人……

いつも笑顔で、おそらく第一印象の人当たりは、そこそこ悪くないはずなのですが……


どうも影があるんです。

彼女の存在自体が影と言っていい程の影……









.

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注意


あぁそうだ…

一つだけ、注意があるんですよ…



これから、僕がする話は、あなたが聞くんじゃない…
僕が話すんですからね?


え?
同じ事じゃないかって?



違いますよぜんぜん……

例えば、僕とあなたが会ったのも、あなたが僕に見つけられたんじゃなく、
僕があなたを見つけたんです…


今お茶を入れるのも、あなたが僕に入れてもらってるんじゃなく、僕が入れてるんです。


あなたが座っているのも、僕が座らせたのであって、あなたが座ったんじゃない……




…………わけ分からない様な顔してますね……


まぁ、それもあなたがしてるんじゃなくて、僕がさせたんですけど……







そろそろ、何となくも分かりませんか?



そうだなぁ………



あ、そうだ!
僕の噂で、不思議なティーパーティに参加させられるって言うんですよね?


たぶん、今の注意からそんな噂が立ったんでしょうね…





.ほら、どんなにあなたと僕が会ったところで、僕が誘わなきゃ、
今あなたはこうしてないでしょ?




え?
逆を言えば、あなたが僕を探しに来なければ、僕はあなたを誘わなかった?




フフッ…
分かってきた様ですね……


ええ、確かにあなたが僕を捜しに来なきゃ、僕はあなたに会わなかった……
ですが、それも僕がここで語り続けてなければ、変な噂は立たなかったし、
あなたは僕を捜しに来なかった…
違いますか?




要するに、原因はあなたじゃないんです…


因縁って言葉知ってますよね?

あれは、因と因が、縁によって動くんです。


よく例えられるのは、波です。




水と言う因、風と言う因、個々に存在しても、風が吹くという縁がないと、波は起きないでしょ?


僕と言う因と、僕が語る話という因が、あなたという縁により、表に出る…




……なんか、難しそうな顔してますね…



簡単に言えば、主体がどこにあるかです。



この家の中では常に僕にあるんです……






だから、あなたに負担はかからない………





いえ、なんでもありません……



あぁお湯が沸いたみたいですね…

まず、いっぱい僕がブレンドしたお茶をどうぞ…


少し、疲れたでしょうから、まず疲れをとる効果のお茶にしましょうか…


少し、ぼんやりするかもしれませんが、体には害がありませんから安心してください。

さぁ、どうぞ……

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